海外では、年間100台近くの新型コースターが登場するらしい。ディズニー一人勝ちの日本では考えられない。とてもうらやましいことだ。2006年年も、圧倒的な巨大木製コースター二つをはじめ、個性的な新型コースターが多数登場する予定だ。その中でも管理人が注目している新型コースターを紹介する。いつか乗りに行きたいぞ!
●期待度No.1
・ボヤージュ Voyage
タイプ:木製コースター(鉄製支柱)
パーク:Holiday World
メーカー:Gravity Group, LLC
サイト:RCDB Official
「レイブン」という中型の傑作木製コースターで有名な、ホリデイワールド。そこに新設される圧倒的な規模を誇る木製コースターが、この「ボヤージュ」。全長1900メートル、高さ50メートルから66度のドロップ。最高速度は108km/hという堂々たるスペック。さらにはなんと90度のバンクカーブが二箇所あるという。
しかし、オフィシャルサイトによるとこのコースターの最大の特徴は、その浮遊感(エアタイム)にあるという。コース全体で、なんと24秒ものエアタイムがあるというのだ。そのため、ついたあだ名が「エアタイムマシン」。これは期待せずにはいられない。
コースは、広大な敷地を使って連続キャメルバックを多く配した爽快感あふれるタイプのようだが、何度もトンネルがあったり、前述の90度バンクカーブがあったりと、一筋縄では行かない様子。言葉では説明しきれない細やかな挙動も多そう。かなり絶妙なコース展開が期待できる。
●期待度No.2
・エルトロ El Toro
タイプ:木製コースター
パーク:Six Flags Great Adventure
メーカー:Intamin AG
サイト:RCDB Official
2005年はギネスコースター「キンダカ」で話題をさらったシックスフラッグス・グレートアドベンチャー。来年も凄いコースターの投入が予定されている。それがこの「エルトロ」。最大の特徴は、55メートルから76度のドロップ! サンダードルフィン並の角度、落差を木製コースターで味わうことになるとは・・・。想像するだけでも楽しい、いや、恐ろしい。コースも、大型の連続キャメルバックを多く配した爽快感あふれるものになりそう。全長1300メートル、最高速度112Km/h。なお「エルトロ」とはスペイン語で、雄牛という意味。
●次点
・タツ Tatsu
タイプ: フライング
パーク:Six Flags Magic Mountain
メーカー:Bolliger & Mabillard
サイト:RCDB
マジックマウンテンの新コースター、名称は「Tatsu」とのこと。タツ?日本語?・・・と思ったら、「龍」のことらしい。サムライサミットに設置されるということで、和風にこだわっているようだ。へんちくりんなデザインにならなければいいが。
・エクスペディション・エベレスト Expedition Everest
タイプ:室内型コースター?
パーク:Walt Disney World - Animal Kingdom
メーカー:Vekoma
サイト:RCDB
ディズニーワールド最大となる新コースター。見た目はマッターホルン+ビックサンダーマウンテンといったところ。内部の演出等にも期待がかかる。RCDBによると、バック走行もするそうだ。Vekomaの新型トラックシステムを使っているらしい。まさかとは思うが、レイジングスピリッツよりは楽しいものになることを期待。
・ゴライアス Goliath
タイプ:キャメルバックコースター
パーク:Six Flags Over Georgia
メーカー:Bolliger & Mabillard
サイト:RCDB
マジックマウンテンのゴライアスとは異なり、こちらはB&M製メガコースター。ニトロを超えることができるか!?
・スピード・モンスター Speed Monster
タイプ:アクセラレーターコースター
パーク: TusenFryd (ノルウェー)
メーカー:Intamin AG
サイト:RCDB
最近増殖を続けるインタミン製アクセラレーターコースター。またか・・・と思ったら、インバーテッド・ループという見慣れないエレメントが。なんとなくムーンサルトスクランブルのループにも似ている。ただ、さすがにこれだけのためにノルウェーには行けないなぁ。 |