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スパイラル彗星 ヴィーナス スペースワールド
■ 概要
スペック
   
タイプ: ループコースター
オープン: 1996
製造: Maurer Sohne
モデル: Custom Looping Coaster
設計: Ingenieur Buro Stengel GmbH
建設費: ?
長さ: 1040 m
高さ: 40 m
落差: ? m
宙返り: 1 回
最高速度: 84 Km/h
落下角度: ? 度
乗車時間: 2:15
最大G: 5.2 G
参考:RCDB 他 
評価
スリル

全体に渡ってなかなかのスリルが続く。特に、後半の地面ギリギリ連続水平ループは見事!

爽快感 前半のドロップや二連続ブーメランターンは見事だが、全体的に狭いところを走る印象。
ダメージ 激しいコース展開の割には乗り心地はいいが、とにかく強烈なプラスGがかかり続ける!
解説

スペースシャトル「ディスカバリー」の模型と併せて、スペースワールドの象徴とも言えるループコースター。絶妙なコース展開と迫力ある走りで最後まで飽きさせない。ループするコースターとしては、おそらく国内最大を誇る。

垂直ループばかりが注目されるが、メインディッシュはその後の水平ループ部にある。右へ左への連続ループや、地面に掘られたピットへの突入、地面ギリギリでの急旋回など、これでもかという猛攻が最後まで続く。強烈なプラスGを受け続けるため、体力の無い人は要注意。

 


■ レポート (2005/9 乗車)

観覧車からの眺め。ここまで密集したコースレイアウトも珍しい。


ヴィーナスのロゴ。「コースターの女神ヴィーナス」。


待ち行列にあった案内表示。準備オッケーです!


プラットフォーム。宇宙船の基地をイメージ?


国内にこの形のライドはひとつだけなのではないだろうか。U字ハーネスに比べると開放感がある。


スペースシャトルを眺めながらの巻上げ。

乗車待ち

ヴィーナスの駅舎は建物の影に隠れたようなところにある。スペースワールドのコースター群では最も新しく、駅舎もとてもきれいだ。つづら折状の階段を登ってコースの上を抜け、反対側を下っていくと乗り場へ到着する。さほど待ち人数のいない現在では、連続乗りするたびに階段を上がり下りしなくてはならず、少し面倒だ。

乗り場は宇宙船の格納庫をイメージしているようで、整備用の機材を模したデコレーションがされている。ライドは鮮やかなオレンジ。ハーネスが少し変わっている。

普通、ループコースターのハーネスはU字型だが、このヴィーナスは二つある出っ張りの高さを調節し肩に当てるだけという、必要最小限のものになっている。つまり、U字の下半分を切り取ったような形だ。腰に当てる逆U字のハーネスもあるため、体が飛び出してしまうことは無いだろう。

出発すると、ライドは右手に園外の道路、左手にスペースシャトルを眺めながら巻き上げに入る。なかなかスムーズな巻上げだ。ドイツ製ということからか、アメリカ製のタイタンより上品に作られているような気がする。



最高地点。目の前には駅前のロータリーが見える。


左にひねってからファーストドロップ!なかなかの急斜面だ。


ファーストドロップの後、高度を上げてブーメランターン。


外から見たブーメランターン。ひねりつつセカンドドロップへ!

ファーストドロップ

頂上に着くと、JRのスペースワールド駅やその前のターミナルが良く見渡せる。高さは40メートルとのことで、そこそこの高さだ。若干の水平部分を通ってから左にカーブ、そしてファーストドロップ!

ドロップ自体はストレートな落下だ。半分くらいまでの高さしか落ちないが、なかなかのスピード感だ。落下後、すぐに上昇するためプラスGが強い。それに耐えるため、思わず声が漏れてしまう。

上昇したライドは大きなキャメルバック状の山を越える。強烈な重力から一転、浮遊感を感じる。高さもあり、気持ちのいい部分だ。キャメルバック状と書いたがこの部分は大きく左にカーブしており、ブーメランターンのようでもある。スムーズにカーブし、ひねられたままセカンドドロップに突入する。

ひねりやドロップ・上昇が有機的につながっている。これがシュワルツコフ製コースターの特徴と言えるかもしれない。単純なドロップ、単純な水平ループでは終わらせず、そこかしこに細かな「ワザ」を仕込んでくるのだ。

スペックだけでは語れない、そのコースター独自の個性・楽しみといったものが存在する。ファーストライドの時はそれどころでは無いだろうが、慣れてきたらぜひこの味わい深さを堪能してほしい。

 



セカンドドロップ!このコースターで最も豪快なドロップだ。


垂直ループ。かなり大きなループだ。プラスGからゼロG、またプラスGとめまぐるしく変わる。


外から見た垂直ループ。下で見ている人の頭上を掠めていく。


垂直ループ後、左にひねってから右へ急旋回。スピードもあり迫力を感じる部分だ。


上の写真と同じ場所。なんて見事なカーブの曲線だ。乗り心地はとてもいい。


ビットに向かって急降下。ほぼ最高速度に達していると思われる部分。かなりの迫力!


二連続ブーメランターンの一回目。90度以上のバンクなのがわかる。


二回目。かなりスピードに乗ったままカーブするためか、若干の衝撃と振動がある。

セカンドドロップ・垂直ループ

ひねりながらのセカンドドロップは、スケールも大きくかなりの迫力だ。ライドは一気に加速し、目の前に鮮やかな芝生の地面が近づいてくる!! と、強烈なプラスGを受けながら一気にライドは上昇し、垂直ループへ。かなり大きな垂直ループのため、他のループコースターにありがちな、「暗さ」といったものは感じない。頂上ではプラスGも小さくなり、気持ちのいい宙返りを味わえる。

暗くなってからは、この宙返りの際にレールが光る演出があるらしい。今回スペースワールドは6時閉園ということだったが、夜間営業を行っているときにぜひ見て見たいものだ。

ループを越えても、休む暇の無い猛攻が続く。まず、上昇しながら左にカーブ。間髪入れずに強烈なバンクと共に右に急カーブ。体が左右に強く振られる。しかし、タイタンとは違って、とてもスムーズな動きだ。

右に強くカーブしてから、ライドは一気に降下しスピードが増す。そのまま地面に掘られた穴(ビット)へ突入!続けて左カーブしつつ、上昇!プラスGとスピード感が凄い。

なんなんだ、この迫力は。外から見ているだけでは決して判らない、このコースターの凄みを感じる。ちなみに、夜間はこのビット部分がオレンジにライトアップされて、少し面白い。

続けて、二連続のブーメランターンだ。上昇したライドは、スピードに乗ったまま急角度のバンクカーブを左に曲がる。そのまま降下しすぐに上昇。再度急角度のカーブを左に曲がる。バンク角度は90度を越えており、ほとんど逆さまだ。しかし、絶妙な設計になっており、乗客はほとんどそれを意識することは無い。にもかかわらず、景色は逆さまという不思議な感覚を味わえる。国内でこのターンを味わえるのは、ヴィーナスとサンダードルフィンだけだ。




後半の連続ループ部分。レールが複雑に絡み合っている。サーフコースターにも似ている。

ブーメランターンの後、直進して大きく右旋回。


まず軽く左回転。まだまだジャブ程度だ。


次に地面近くまで急降下し一回転半のループへ。どんどんスピードが増していく。


地面ギリギリを急旋回!凄い迫力で、思わず叫び声がもれる。


続けて地面スレスレを左回転。本当に地面に当たりそうだ。


最後の最後まで容赦ない攻撃。むしろ、どんどん激しさを増していく。


ブレーキがかかってゴール。左へ曲がってから、ゆっくりとプラットフォームへ戻って行く。


夜のヴィーナス。美しくライトアップされている。


おまけ「ディスカバリーカウントダウンショー」の様子。凄まじいドライアイスの噴射が気持ちいい!

後半の連続水平ループ

次に、ライドはストレートコースの後大きく左旋回し、後半の連続水平ループへ入る。

まず左回りで180度強の旋回。これは小手調べだ。次に地面ギリギリまで降下してから、右回り1回転半の水平ループ!これは、強烈だ!地面すれすれをほぼ90度のバンクで水平ループ。しかも、昇りの水平ループだ。当然、強烈過ぎるプラスGがかかり、スピード感もかなりのもの。

個人的に、このヴィーナスで最もスリリングな部分がここだ。頭から血の気が引き、視界が悪くなる。ブラックアウトする寸前。

続けて左回りの水平ループ。今度は下りだ。回転しながらどんどんスピードは増す。そのまま、再度地面ギリギリを回転!ここも凄い迫力。

地面にぶつかる〜〜っと思った直後、ライドは水平ループを抜けストレートコースへ。そしてブレーキ。駅舎へと戻って行く。

 


とにかくプラスGの強烈なループコースター。見事な垂直ループが注目されるが、それ以外の部分が凄すぎて、乗車後は宙返りの記憶がほとんど無いのが面白い。

とにかくファーストドロップから、休む暇が無い。しかも、ほとんどの時間プラスGを受け続けるため、さほど長いコースでは無いにもかかわらず、疲労はかなりのものだ。回転系に弱い人は遠慮したほうが身のためだろう。

強烈なGを除けば、乗り心地は良い部類に入る。変な振動も少なく、スムーズに抜けるループやブーメランターンはとても魅力的だ。

爽快感という意味では、豪快なドロップを味わえるタイタンに及ばないが、コースのトリッキーさによるスリルではこちらが上だ。

通常の着席型としては、間違いなく国内最高のループコースターと言えるだろう。



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