キンダカで一躍有名になったグレートアドベンチャーが2006年の目玉として投入した大型の木製コースター。 想像もしていなかった”ありえない”体験が詰まっている、驚異のコースターだ。
76度というこれまでの木製コースターでは”ありえない”圧倒的なファーストドロップに始まる強烈なアップダウンが特徴。後半もすばらしく、連続する急カーブを次々に走破する迫力と爽快感はかなりのものだ。
コースの流れとしてはホリデイワールドのヴォヤージュにも似ているが、乗ってみた感覚はまったくの別物。それは、「木製コースターとは思えない乗り心地」による。通常木製コースターは、ガタガタとした独特の振動があるが、このエルトロに限ってはそれがまったく無いのだ。まるで極めて上質のスチール製コースターに乗っているかのような”ありえない”乗り心地。いや、スチール製コースターでも、こんなに乗り心地がいいことはそうそうない。滑るかのように複雑なコースを減速することなく走り抜ける感覚は木製コースターに乗っていることを忘れてしまう。
コースレイアウトも”ありえない”。前半は、あまりにも急激なアップダウンのため体が空に飛んで行きそうなエアタイムが連続する。後半は、ヴォヤージュも真っ青なグネグネコース+アップダウン。しかも、横揺れが微塵も無いのだ。本当に、ありえない。
ライドも通常の木製コースターとは異なり、背もたれの低い開放感あふれたもの。
製作は、ミレニアムフォースやサンダードルフィンでおなじみのインタミン社。最近では、ヨーロッパで二つの木製コースタ−をリリースし、一気に木製コースターメーカーとしての評価を上げている。
サンダードルフィンで感じた異次元の乗り心地と同様の衝撃を受けることは間違いない。インタミンは、スチール製コースターだけではなく、木製コースターにも革命をもたらしてしまったようだ。まごうことなく、新世代の木製コースターだ。 |