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エレメント大図鑑 Roller Coaster Elements
 


コースターは、様々なループをはじめとした印象的なコースレイアウトが組み合わさってできています。ここでは、それら様々なコースのパーツ「エレメント」を紹介します。

※名称は、一般的によく使われている名称を採用しました。
※決まった名称が見つからずカンリニンが仮の名前をつけたものは(仮)としてあります。



基本
 

名称 解説
使用メーカーおよび別名

キャメルバック
Camelback

コブ状のコースのことを言う。ラクダの背中のような形をしていることから命名。多くの場合、浮遊感(エアタイム)を味わえる。ただし、古いものはこの限りではない。

  • 全コースターメーカー

スチールドラゴン2000は延々とキャメルバックが連続する。

エルトロの強烈なマイナスGをもたらすキャメルバック。

水平ループ
Helix

水平回転のループ。多くの場合、急なバンク角度がついており、強いプラスGがかかる。

  • 全コースターメーカー

強烈なプラスGのかかるトーゴの水平ループ。

B&Mの水平ループはなめらかでGもほどほど。

垂直ループ
Loop

垂直宙返り。メーカーや製作年代によって乗り心地は大きく異なる。古いものほどGが強く、新しいものは浮遊感があり爽快な傾向がある。

  • Arrow Dynamics
  • Vekoma
  • Intamin AG
  • B&M
  • トーゴ
  • サノヤス・ヒシノ明昌
  • 泉陽工業 他多数

古いながら爽快なルーピングスターの垂直ループ。

B&Mインバーテッドの垂直ループ。

コークスクリュー
Corkscrew

ワインのコルク抜きをイメージしたループ。多くの場合二回転するが、一回転の場合もある。

  • Arrow Dynamics
  • Vekoma
  • Intamin AG - "Screw" "Spiral (インバーテッドのみ)"
  • B&M - "Flat Spin" " Wing Over (フライングのみ)"
  • トーゴ
  • サノヤス・ヒシノ明昌 他多数

スクリューの元祖、Arrow製コークスクリュー。

B&Mインバーテッドのコークスクリュー。

ブーメランターン
Boomerang Turn

大きなバンク角度および高低差がついた急カーブ。高速で通り抜けるため、独特の爽快感がある。

  • Intamin AG
  • B&M - "Horseshoe"
  • トーゴ 他多数

爽快なバンデットのブーメランターン。

とても美しいハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの
ブーメランターン(ホースシュー)。


応用
 
名称 解説
使用メーカーおよび別名

コブラロール
Cobra Roll

垂直ループにレールのひねりを組み合わせたもの。連続で二回の宙返りを行う。その形状から折り返し地点に配置されることが多い。見た目にも派手で、インパクトの大きなエレメント。

  • Arrow Dynamics - "Batwing"
  • Vekoma - "Boomerang"
  • Intamin
  • B&M

巨大なB&Mコブラロール。 インクレディブル・ハルク。

こちらはVekoma社製デジャヴのコブラロール。

ゼロGロール
Zero G Roll

大きなキャメルバックに小半径のレールのひねりを組み合わせたもの。浮遊感の中で360度ひねられる。コークスクリューと比べると、回転半径が小さくスピード感がある。

Intamin - " Revolution (スタンディングのみ)"
B&M - " Heartline Spin"
Zierer

B&MインバーテッドのゼロGロール。

インターロッキング
コークスクリュー
Interlocking Corkscrews

1回転コークスクリューの直後にターンし、再度コークスクリューと連続するコースをまとめて言う。二回のコークスクリューが絡み合うように配置されているのが特徴。

B&M - " Interlocking Flat Spins"(通常) "Interlocking Wing Overs"(インバーテッド)

クンバ。2つの螺旋がからみあっている。

ダイビングループ
Dive Loop

インメルマンとは逆に、ゼロGロールのようなひねりから垂直ループの後半へとつながるエレメント。ツイストダイブ(トーゴ)とも似ているが、乗った感覚は大きく違う。

B&M

クラーケンのダイビングループ。頂上でゼロGになる。

インメルマン
Immelmann

垂直ループの頂点でレールにひねりが加わったもの。ひねり部分はゼロGになっているため、浮遊感を感じることができる。ダイビングドロップの逆走バージョン。

B&M
Intamin - " Cobra Loop"

B&Mダイビングコースターのインメルマン。頂上では気持ちのいいエアタイムが待っている。

バットウイング
Batwing

レールのひねり二つに逆さまになった垂直ループを組み合わせたもの。見た目のインパクトが大きい。プレッツェルノットととても良く似ているが、入りと出のレールが交差しない。

Arrow Dynamics - " Boomerang"
Vekoma - " Double Sidewinder"
B&M
Image
グレートアメリカン・スクリームマシン。
ハート型の外見は美しいが・・・。

サイドワインダー
Sidewinder

垂直ループの頂点で半ひねりし体勢が戻る。コブラロールの前半だけを切り取ったようなエレメント。Vekomaの場合は続けて水平ループ状のターンが続き、併せて「ループ&ターン」というエレメントになることが多い。(インバーテッドコースター)

Arrow Dynamics
Vekoma


アナコンダのサイドワインダー。
左はノーマルな垂直ループ。


ハートラインロール
Heart Line Roll

小径のコークスクリュー。乗客の心臓を中心に回転するような形から、その名がつけられた。同じハートラインロールと言えども、インタミンのものはGがかからず自然であるのに対し、トーゴのものは全体重がショルダーハーネスにかかる。

トーゴ
Intamin - " Zero-G-Heart Roll"

インタミンのインバーテッドコースターによる
ハートラインロール。

トーゴのハートラインロール。Gがきつい。

シュワルツコフドロップ(仮)

急角度のひねりつきドロップ。ドロップ前後で進行方向が逆転する。乗車中は、まるで垂直落下するような視覚的迫力が味わえる。

Schwarzkopf
Zierer
Gerstlauer

急角度でドロップしつつターン。

ステンゲルダイブ
Stengel Dive

急カーブしながら上昇し、逆方向にカーブしながらドロップするキャメルバック。強烈な振り回しとエアタイムが味わえる。見る角度によっては垂直ループのようにも見える不思議なエレメント。国内では、2008年、東武動物公園に登場予定のコースターで初登場となる。

Intamin
No Image

S字キャメルバック(仮)

S字カーブにアップダウンが加わったもの。カーブしながら上昇し、頂点で向きが反転、逆方向にカーブしながらドロップする。ステンゲルダイブほどでは無い小さなものを言う。エアタイムと左右の振り回しが連続してやってくるため、非常に激しい挙動となる。最新の木製コースターに良く見られる。

Gravity Group
Intamin
GCI

上下左右に振り回される。

ゼロカントカーブ

垂直のバンク角度を持つカーブ。プラスGが強烈。

トーゴ

地面ギリギリをかすめながら急ターン。

オーバー90°ドロップ(仮)

垂直以上の落下角度を持つドロップ。

Gerstlauer
Intamin
No Image

ツイストダイブ
Twist and Dive

直進からハートラインロール状に横へ半回転し、直後に垂直ループの後半をドロップするという荒業。ゼロGロールではなく、ハートラインロールというのがポイント。上、下と連続して強烈なプラスGがかかる。

トーゴ

世界でもトーゴだけが持つエレメント。激しいGの変化が連続する。

フルフル
full twisting and full front flip

四次元コースターのエレメント。ゼロGロールに座席の一回転が加わったもの。レールと座席の回転が相殺するので宙返りはしない。乗客にとっては、上下に振られながら座席後ろ向き→座席前向きという動きと感じる。座席の動きを含めなければ、フライングコースターの「Fly To Lie」 「Lie To Fly」が連続するものと考えることもできる。

S&S Arrow

世界でもええじゃないかだけが持つエレメント。

ハーフハーフ
half twisting and half flont flip

四次元コースターのエレメント。半回転ゼロGロールに座席の半回転が加わったもの。レールと座席の回転が相殺するので宙返りはしない。エレメント後は、バック走行にきり変わる。座席の動きを含めなければ、フライングコースターの「Fly To Lie」と考えることもできる。

Arrow Dynamics
S&S Arrow

突然バック走行に切り替わる。

インサイドレイブンターン
Inside Raven Turn

四次元コースターのエレメント。巨大な垂直ループ状のターン。レールを背に後ろ向きに上昇し、前向きに落ちる。地面に向かって激突するような視覚効果を得られる。「ええじゃないか」では「エックス」の同エレメントと異なり、頂上で座席一回転が加わった。

Arrow Dynamics
S&S Arrow

手前の大きなループ状のターンがインサイドレイブンターン。

アウトサイドレイブンターン
Outside Raven Turn

四次元コースターのエレメント。インバーテッドの垂直ループ状のターンを後ろ向きに登り、前向きに落ちる。上昇したときには浮遊感を感じた直後、地面に向かって激突するような視覚効果を得られる。

Arrow Dynamics
S&S Arrow

小さいが大変個性的な動きをするエレメント。

ネックブレイカー(仮)

逆回転の水平ループを二つつないで、間にドロップを組み合わせたもの。Arrowの大型ループコースターなどに見られる。ネーミングの由来は、管理人がタイタンの同エレメントでムチウチになったから。

Arrow Dynamics

真ん中のごちゃごちゃしたところが、それ。

ハットトップ(アウトサイド)

高速の垂直上昇後、山を側面から乗り越えるようにして垂直ドロップ。大型のものは、ドロップ時に3/4回転のひねりがついている。インタミンアクセラレーターのアイデンティティ。

Intamin

世界最大のエレメント?

ハットトップ(インサイド)

垂直上昇し逆さまになった後垂直落下する。ハットトップ(アウトサイド)の裏側を走るイメージ。

PremierRide
No Image

ループ&スクリュー

垂直ループとスクリューが組み合わさったもの。縦方向と横方向の回転が連続するため、非常にハードなエレメント。

Vekoma

真ん中やや右のハート型の部分がそれ。

プレッツェルノット

ムーンサルトスクランブルだけが持っていたエレメント。心臓のような形をした複合ループがインパクト大。巨大な垂直ループをさかさまにし、その入り口と出口を90度ひねったような形。無理のあるレイアウトだったのか、ループの最下点では強烈すぎる6.5GというGがかかることでも有名。

サノヤス・ヒシノ明昌
巨大なハート型の複合ループ。
半ひねりからの宙返りが二連続する。

このループに110km/h以上のスピードで突っ込むわけだ。
 

写真提供:四月の魚さん(絶叫天国


他にも調査中。

 

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