座り乗りと立ち乗りの好きなほうを選択できるコースター。もともとは、単なるループコースター(国産初のループコースター)だったものを改装し、立ち乗り車両を追加した。おそらく、世界初の立ち乗りコースターと思われる。
立ち乗りの特徴は、その不安定感によるスリルにあると思う。座り乗りとはちょっと違った乗り味が楽しめるので、たまには面白いかもしれない。
反面、重心が高くなるため、振動も激しくハーネスに体をぶつけて痛い思いをすることも多い。また、後半の水平ループ部分では強いGがかかり、思わずしゃがみこんでしまう。背中に重い荷物を詰まれたような感じだ。
メーカーはバンデットと同様であるトーゴ。このタイプの立ち乗りコースター(座りは無し)は海外に数多く輸出されており、未だに現役のパークも存在する。今でこそ、B&M社製の巨大なスタンディングコースターがメジャーだが、当時は立ち乗りの技術を持つコースターメーカーはトーゴだけであり、素晴らしくエポックメイキングな存在だったようだ。
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