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ワイルドログコースター バンデット よみうりランド
■ 概要
スペック
   
オープン: 1988/3
製造: トーゴ
モデル:  
設計:  
建設費:  
長さ: 1560 m
高さ: 60 m
落差: 78 m
宙返り: 0 回
最高速度: 110 Km/h
落下角度:

45度

乗車時間: 2:18
最大G:  
参考:RCDB他 
評価
スリル

程よいアップダウンを多く配置したコースで、全体に渡ってバランスのいいスリルが楽しめる。

爽快感

森の中を駆け抜ける爽快感は、他に類を見ない素晴らしさ!乗り心地も悪くない。

ダメージ 水平ループの強烈なGに注意!また、コースが長いためかなり体力を消費する。
解説

よみうりランドの目玉となる大規模なスチール製コースター。日本離れした設置面積を持つコースターで、園内に広がる森の上をスムーズに駆け抜ける。形態としては、スタンダードなキャメルバックタイプ。その爽快感あふれる走りは、今なおコースターファンを惹きつけて止まない。

設置された当時は世界的にも有数のスペックを持つ巨大コースターで、最高速度では世界一を記録していた。現在でも、走行距離では国内4位、コース全体の落差では2位という堂々たるスペックを持つ。

建設から18年が経過するが、乗り心地は悪くなく、立地条件なども含めたトータル評価では未だに国内最高峰のコースターと言える逸品だ。

製作は、かつて国内の大手遊具機器メーカーであったトーゴ。八景島のサーフコースター、富士急のFUJIYAMAは同じメーカーの兄弟機種と言えるかもしれない。それゆえ、コースレイアウトや乗り味などに似た部分もある。

季節イベントとして、「逆走バンデット」や「スプラッシュ・バンデット」などがある。

しかし、よみうりランドは来客数の減少などにより、これまでのようなスリルライド中心の運営方針から転換を図っていると思われ、バンデットの存続に不安を感じる声も少なくない。


■ レポート (2005/4 乗車)


ロープウェーでアクセスする遊園地というのも、なかなか魅力的。
(写真は帰りに撮影したため、夕暮れになっている)


どんどん近づいてくる巨大なブーメランターン。迫力ある光景だ。


入場ゲートをくぐると、まず目に入るのがバンデット。
まさに花形コースターという位置づけだ。

バンデット

都内周辺でどのコースターが一番おすすめかと聞かれたら、個人的にはバンデットを上げる。

サンダードルフィンやサーフコースターもオススメだが僅差で及ばずといったところだ。乗車後の満足感、爽快感、スリル、立地などをトータルで考えると、やはりこの年代物の名機に勝るものは無いだろう。

よみうりランドは森に囲まれた遊園地だ。多摩丘陵の高台に位置し、都心からそれほど遠くない距離であることを忘れさせる自然あふれるロケーションである。

園内の面積はとても広く、遊園地エリア以外にも聖地公園と呼ばれる自然豊かな公園が広がっていたりする。バンデットは、そんな広大な敷地の上空を縦横無尽に駆け巡るのだ。

入り口を入って、まず目に付くのがバンデットのプラットフォームと巻き上げの様子だ。また、ロープウェーでパークにアクセスする時には、ゴンドラがバンデットのコースをくぐっていく。そのインパクトは強く、まさにこのパークの顔となるアトラクションと言える。




プラットフォームの様子。写真に移っているライドは逆走バンデットのもの。(ゆえに後ろ向き)


待ち行列から眺める巻上げ。かなりスケールの大きい巻上げだ。
同じメーカーゆえ、FUJIYAMAの巻上げにも似ている。

乗車

プラットフォームは鉄骨作りの簡素な物。待ち行列は屋外となる。日差しをさえぎるようなものは無く、夏の日に待つのはなかなか大変だ。

「逆走バンデット」や「スプラッシュ・バンデット」などのイベント開催時は待ち行列が2本となり、通常のバンデットと好きな方を選択できるようになる。

荷物は基本的に持ち込み。飛ばされないようしっかり確認しておこう。座席は並んだ順で指定され、好きな位置に座ることは難しい。

ハーネスは、頑丈なU字型。サーフコースターと同様だ。その関係で背もたれも大きく、先頭以外は前方の視界があまり効かない。これは、大変残念な部分だ。

コースレイアウトから言ってそこまでの装備が必要とは思えない。FUJIYAMAのような開放感あふれるライドであれば、さらに魅力が増すのだが。

その代わりというか、運良く先頭座席に乗れたときは、飛びぬけた爽快感を感じることができる。




まもなく頂上。


頂上からの眺めは、おそらくあらゆるコースターの中でも1、2位を争うだろう。

巻き上げ

係員によるハーネスのチェックが済むと出発だ。ゆっくりとプラットフォームを出発しUターン。巨大な巻上げを上っていく。

よみうりランドは丘の上に位置するため、上るにつれどんどん視界が開けてくる。晴天の日などは新宿のビル群も見え、感動的だ。ハーネスのせいで身動きが取れないのがもどかしい。

このパークが夜間営業することは(現在では)ないが、もし夜のバンデットに乗ることができたら、きっと素晴らしい夜景が望めることだろう。

そんな事を考えているうちに頂上へ到着する。風速計と避雷針が立っている。

トーゴのコースター特有とも言えるが、頂上ではドロップ前にストレート部分がある。そうすることで、どの座席に座ってもある程度均一な落下感を味わうことができる。

初めて乗車するときは、このストレートはある意味最高の緊張をもたらす部分でもある。この部分で「くるぞ、くるぞ・・・」と心の準備をし、次に待ち受ける大落下への覚悟を決めるのだ。

そして、いよいよバンデットの旅がスタートする。

 



森に向かってドロップ!


スケールが大きい割りに角度が緩やかなため、スリルよりは爽快感を強く感じるドロップだ。


続けてブーメランターンへ。


すぐさま上昇。ブーメランターンが迫る。


ブーメランターンを抜ける。FUJIYAMAのものと異なり、なかなかスムーズで爽快。
Gのかかり方も自然で、地球が斜めに傾いたようだ!

ファーストドロップからブーメランターン

目の前に広がる東京パノラマを堪能したあと、ライドは一気に地上めがけて加速する。

心地よい風圧とスピード感だ。巻き上げの規模から想像するほど強烈なドロップではない。急な坂を滑り落ちる感覚。ドロップ直前に身を硬くしてしまった人も、すぐに歓声を上げられるだろう。

ドロップ後ライドはすぐに上昇し、ブーメランターンへ向かう。

Gがかかり、迫力を感じる。なかなかのスピード感。一転、ブーメランターンの頂上ではGから開放される。頭の上を見上げると、斜めに傾いた園内が雄大に広がる。凄い開放感。ドロップによる興奮が昇華し、強い爽快感を感じる。思わず歓声を上げてしまう。



セカンドドロップ。右手には、新たに建設されたよみうりランド慶友病院の建物が見える。


ストレートを突き進む。スプラッシュバンデットでは、ここで大量のシャワーが!


バンデット最大の難所、水平ループ。


強烈な上り水平ループ! 全身に力を入れて耐えるのだ!


続けてもう半周。ファーストドロップがよく見える。

セカンドドロップから水平ループ

間髪いれずライドはドロップ。スピードに乗ってストレートコースを突き進む。目の前にそびえるは、大きくとぐろを巻いた水平ループだ。

カーブに突入したライドは、ガクンと右に大きくひねられる。衝撃が強いため注意が必要。そして、強烈なGを受けつつループを1週半ほど回っていく。

なんと、登りの水平ループだ。感覚的には、サーフコースターのループにも似ているし、直前のストレートコースからの連携部分はFUJIYAMAのゼロカントカーブへの突入も連想させる。

ここは、バンデットでもっとも強烈な刺激を受ける部分であり、体力に自信が無い人にとってはかなりハードだ。しばらくの間強烈なGが続くため、ぐっと力を入れて耐える必要がある。



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