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リベンジ・オブ・ザ・マミー・ザ・ライド ユニバーサルスタジオ・フロリダ
Revenge of the Mummy - The Ride/ Universal Studios Florida 
■ 概要
スペック
   
オープン: 2004/5/21
製造: Premier Rides
モデル:  
設計:  
建設費: $40,000,000 USD
長さ: 670.6 m
高さ:  
落差:  
宙返り: 0 回
最高速度: 64.4 km/h
落下角度:

50 度

乗車時間: 4:00
最大G:  
参考:RCDB他 
評価
スリル

コースターとしてのスリルはほどほどだが、それを補って余りある過激な演出の数々にノックアウト!

爽快感

室内で急旋回を繰り返すため、爽快感はそれほど高くない。ただダークライドとして見れば、そのスピード感は圧倒的だ。

ダメージ 急カーブが多く衝撃も若干あるが、基本的に乗り心地はいい。
解説

ユニバーサルスタジオが満を持して投入したコースター型アトラクション。約一ヵ月後、カリフォルニアのユニバーサルスタジオにも同型が設置された。

映画「ハムナプトラ」をテーマとしたコースターで、ミイラの呪いをかわしつつ疾走する。演出が素晴らしく凝っており、映像とギミック、そしてコースター体験をうまくミックスさせた質の高いアトラクションと言える。

コースターとして見るとボリュームの少なさが気になるが、演出面がそれをカバーしているため乗車後の満足感は高い。スリルあふれる演出と絶叫マシンとの組み合わせという意味では、ディズニーのタワー・オブ・テラーと双璧をなす、秀逸アトラクションと言える。

当初はユニバーサルスタジオ・ジャパンにも設置が予定されていたそうだが、経営状況の悪化により計画の見直しが行われたという噂もある。


■ レポート (2006/5 乗車)

※室内コースターのため、写真はほとんどありません。


マミーのロゴ。ちなみにこの建物には、以前キングコングのアトラクションが入っていた。
ちなみに、USJではスパイダーマンが入っている建物と同一。


灼熱のオーランド。園内各所に、このような扇風機が設置されている。


入り口には唐突に壊れた自動車が。スポンサー?


無表情で徘徊し、客を脅かしている古代エジプト人。身長3メートルくらいある(竹馬?)。
写真を撮ろうとしたら、めっちゃ睨まれた(笑


指紋認証ロッカー。どこに入れたか忘れてしまい、あせった・・・。

マミーの乗り場は、NYエリアにある。日本で言えば、ちょうどスパイダーマンがある建物だ。入り口前には、スポンサーによる車が置いてある。遺跡発掘の際にのろいで壊れた設定なのだろうが、どう見ても新車なのが笑える。

キューラインはこれまで見たことが無いほど凝った作りだ。まずスタジオという設定のとおり、撮影機材等が置かれた中を進んでいく。すると、いつの間にか、本物の遺跡発掘現場のような空間に変わっている。かなり暗い。

途中には、手を触れると怪しく光る手形板があったり、足元から急に突風が吹いたり(これには本当にビックリした)仕掛けが盛りだくさん。

さらには、無表情な係員(神官のような設定なのか?)が、暗闇から突然現れて並んでいる人をにらみつけたりする。これではまるで、お化け屋敷のアトラクション。飽きさせない工夫はディズニー以上だ。

ライドは横に長い形をした独特なもの。ちょっと異様な雰囲気。おそらく、映像をによる演出が多いため、見やすい型になっているのだろう。背もたれは大きいが、スケルトン状になっているのがうれしい心配り。ハーネスは腰に当てる形。

とにかく無表情な係員によるチェックがすむとスタート。


しばらくは、ダークライドのようにゆっくり進んでいく。ディズニーシーのインディジョーンズ・アドベンチャーに似た雰囲気。

遺跡の中を進むと、どこからか声が響く。「呪いは本物だ!今すぐ出て行くんだ!」というような事を言っている。すると、レールの左右にある棺桶から突然骸骨が飛び出してくる。骸骨だけではなく、映画に出てきた化け物のボスも一緒だ。ライドはその間をすり抜けるようにして進んでいく。まさに、お化け屋敷。

次の部屋に進むと、祭壇のようなものがある。化け物のボスがまた現れ脅してくる。するとライドの周囲に炎が燃え上がり、たくさんの骸骨が飛び出してくる。

次の部屋は行き止まり。また、化け物が映り、なにやら話しだす。すると、突き当たりの壁から、大量の虫が湧き出してくる映像が流れる。それに取り囲まれる寸前、ライドは突然バック走行。スピードはそれほどでもないが、初めてだとビックリしてしまう。そのまま暗闇の中へ下っていく。

暗闇でライドは静止。真っ暗な周囲に、化け物の大きな顔が映し出される。おそらく呪いの言葉を投げかけているんだろう。ライドの周囲を回るように動くその顔に合わせて、ライドもゆっくりと回転する。雰囲気がどんどんヤバいものに張り詰めていく。そろそろ、くるんじゃないか?

そして、ライドは闇の中を巻き上げに入る。周りはミイラの呪い?により超常現象が発生している。ライドの周りを取り囲む稲光、スモーク。轟音と化け物のしゃべる声。何を言っているのかは判らないが、ヤバい状況なのは間違いない。すると、巻き上げの頂上に化け物のボスの巨大な顔が大きな口を開けて現れた!

あっと思った瞬間、ライドは化け物の顔に向かって急加速! ゆっくりとした巻上げのはずが、ハルクばりの急上昇に驚きだ。 化け物の顔がぐんぐん近づき、その口の中へ突入!


ここからは、一転コースターとなる。真っ暗闇の中を急カーブを繰り返しながら猛スピードで走り抜ける。あちこちには怪しく浮かび上がる化け物たちが何かを叫んだり笑ったりしていて、その間を掠めるようにライドは走っていく。

暗闇ということもあり、スピード感はかなりのものだ。予想できない急旋回を繰り返すので、スリルもある。予想以上の動きに思わず叫んでしまう。

そのようにしてしばし走ったライドは、薄暗いプラットフォーム(?)に到着し、静止。左手には、コントロールルームと思しき窓と人影が見える。ふぅ、これでゴールか。

と、突然人影が何者かに襲われた!ガラスが割れ、中からゾンビと化した係員が飛び出してくる!すると、天井には突然炎が広がっていく。本物の火だ。

天井が全て炎で埋め尽くされ、おおおっと度肝を抜かれていると、またライドが加速!そして再度暗闇へ。

暗闇へ入ると、左方向へカーブしながらドロップする。予想を裏切る展開の連続に、思わず叫んでしまう。ドロップ後、ライドは水しぶきを浴びる。暗闇をカーブしながら少し走り、本物のプラットフォーム近くへ戻ってきた。

目の前にはスクリーンがあり、スタッフと思しき男が写って話しかけてくる。このライドツアーはどうだった?みたいな事を言っているのだろう。ところが、突然スクリーンを横切る影。そして、男の悲鳴。この男もゾンビになってしまったようだ。

そんな映像を見ながらプラットフォームへ到着。今度こそ、本当にゴールだ。


凝りに凝った演出が楽しめるコースター。いや、コースターの形はしているが、全く別のアトラクションと考えた方がいいかもしれない。それほど、演出が凝っている。

ライドと演出を組み合わせたという意味では、スパイダーマンのようなものだが、コースターとしての動きがある部分で大きく違う。

乗る前は、普通に急加速してお化け屋敷的な中を進んでいくコースターで、折り返し地点でバックして戻ってくる、というレベルだろうと想像していたが、とんでも無かった。とにかく思いつくありとあらゆる特殊効果を次から次へと盛り込むところに、執念じみたものすら感じる。

コースターとして見るべきなのは、後半の巻上げ部分からだ。急上昇する加速は、驚きに満ちており、スリルは高い。その後も、暗闇の中を走ることで、そこそこのスピード感を感じる。

乗り心地は、まあまあいい。急カーブが連続するため、急激なGの変化が多いのはやむをえないところだ。

お化け屋敷+スリルライドという意味では、ディズニーのタワー・オブ・テラーのライバルと言える。コースター以外の要素が強すぎて、コースターとしてだけの評価を下すのは大変難しいが、全体的に見てとても魅力的なアトラクションであるのは間違いない。リピートしたい魅力十分だ。


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