このコースターの設定は、1970年代における遺跡の発掘現場、というもの。そこで古代神の石造を間違えて向かい合わせに復元してしまったところ、神の怒りに触れて重陽現象が発生してしまった。湧き上がる炎や水、そしてトロッコのレールまでもが360度捻じ曲げられてしまったとか・・・。設定に合わせて、レールの周りは古代遺跡風になっており、途中に炎や蒸気が噴出する仕掛けなどがある。こういう設定は、普通の遊園地では作れない。
ジャングルに埋もれた遺跡。雰囲気は最高!
というわけで、早速乗ってきました!行ったのは、オープンの翌日。初日は2〜3時間待ちな上、(早速)故障してしまい乗れない人も多かったとか・・・。まあ、乗れたらラッキーくらいの気持で向かったら思いのほか空いていて、スタンバイ・ファストパスの2回乗れてしまった。スタンバイも30分くらい。センター・オブ・ジ・アースの方が待ち時間長いじゃないか・・・。
すごくリアルに作ってあるなぁと感心。待っている間も飽きさせない。
コースは、600メートルときわめて短い中に二つのドロップ、ひねりドロップからの垂直ループ、水平ループなどを詰め込んでいる。規模を考えれば、かなり充実したレイアウト。
車両は6人乗りの2両編成。これが5〜6台で運転されており、回転はなかなか速い。とはいえ、スペースマウンテンやビッグサンダーマウンテンの驚異的とも言える回転率と比べるとどうなのかは、判らない。少なくとも、出発には若干時間が掛かるようだ。理由は、仰々しいハーネス。これを手で下ろして、一つ一つ係員がチェックして・・・という作業(普通の遊園地なら当然だが)を行うため、それを行わない前出のコースターと比べると、回転率は若干悪くなってしまうようだ。
乗り場は、普通に屋外に作られている。乗車と降車は別のプラットフォームになるため、持ち物は全て持ち込み。「ループするのに落ちない?」と心配そうな人が多くいた。ループより、派手なキャメルバックの方が危ないんだよなぁ。でも、このコースターには無さそうだし、持込でも問題ないだろう。
プラットフォーム。
並んでいる人たちを左に眺めながらの巻上げ。普通のチェーン式だけど、スピードは結構速い。あっという間に頂上へ。目の前にシーの全景が広がる。シーを高いところから眺める機会というのは、実はほとんど無いので貴重。夜乗ればスゴクきれいだろうな。

結構高い!?ような気がするが、それもディズニーマジック。
・・・と感心するのは一瞬で、すぐにライドは180度旋回、あっさりとファーストドロップへ突入。んんん、あっさり。今回は先頭だが、最後尾だとちょっとは引きずられ感があるのだろうか?
ひょいっと落ちてすぐ上がる。 マウス系コースターのドロップに近いかも。
そのあとまた180度旋回。このとき、外にある駐車場がよく見える。ディズニーのライドで外が見えるのは、珍しいなぁ。いいのかな?そして、セカンドドロップ。ドロップと言うより、軽いくぼみ、という感じ。とは言え、スペースマウンテンやビックサンダーには無い、れっきとしたドロップのため、コースターに慣れてない(と思われる)人たちは結構叫んでいた。
こちらもひょいっと。
そして、また180度旋回。そう、このコースター、奥行きがドロップ1つ分しかないのだ。だから、すぐに旋回が入る。そして、コースがみっしりと入り組んでいる。フジヤマにも通じるこのレイアウト。規模は、超超小さいのだが。
ゆっくりと旋回。
さて、ここからが本番。一気に激しくなる。なんともないストレートを過ぎると、思いっきり左にひねられたドロップが!!待っている人たちがこちらに注目している。その目前で豪快なひねりドロップ、最高速度60キロに達する。そのままライドは立ち込める霧の中へ!うわっ、何も見えない!?と思った瞬間、転地反転、一気に垂直ループへ!!自然と声が出る。ここの部分は、なかなかの迫力。霧が立ち込めているせいで、ループへ突入した瞬間は、ちょっとビックリしてしまった。ちなみにこの霧、夜になると赤くライトアップされ、炎のように見える演出がある。
レールが不自然に曲がっている。だから、ちょっと荒っぽいドロップになる。

待ち行列からも、凄い勢いで落ちていくのが良く見える。結構怖いかも!?

霧の中を垂直ルーープ!何も見えない!!
とても小さいループ。実は、ループは小さい方がスリルがあるのだ!!
夜は赤くライトアップされて、まるで炎に突っ込んでいくかのよう。
そして垂直ループの興奮冷めやらぬまま、水平ループへ突入。ぐぐぐっとGがかかる。石像や骨組みの中を走るので、なかなかのスピード感とスリル。一週半ほど回転したあと、軽いホップのあるストレートを進む。プラットフォームを左に見ながら右旋回、またストレートコースを進んでアトラクションの入り口付近を右旋回。このとき、霧が立ち込める中を突っ切る。そして、ブレーキがかかって終了。

霧のトンネルを突っ切る。最後の見せ場。
そしてフィニッシュ!!
中盤の大きなひねり落としから最後までは、かなりのスリル!これは、外から見ているだけでは決して判らない。正直、ミニコースターと思って甘く見ていたので、びっくりさせられた。これまでディズニーでは、こういういかにも「コースター」っぽいスリルは味わえなかったので、ちょっと面白い。
反面、スピード感やスケールを感じれる部分が無きに等しいため、コースターに爽快感を求める人にとっては、かなり物足りないだろう。コースター好きにとっては、評価は厳しくなる。
挙動は全体的にスムーズだが、ストレートコースからカーブに差し掛かる部分で、必ず「ガクン!」という左右への衝撃を感じる。これは、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか・・・。このコースター、異次元の乗り心地「サンダードルフィン」などを世に送り出したインタミン社製ということもあって、乗り心地にはかなり期待していたが、期待したほどではなかったのが残念。インタミン社は、大規模コースターの方が向いているのかも。品川プリンスの「GaraxyExpress999」も期待はずれだったし・・・・。
テーマ性や装飾といった観点で見ると、なかなか凝った作りをしている。でも、ビッグサンダーやスペースマウンテンと比べると、ちょっと弱いような気もする。同じシーの中でも、センター・オブ・ジ・アースやインディの凝りっぷりと比べると小粒感は否めない。当初、炎や水による演出ということでユニバーサルのスパイダーマンやマミー・ザ・ライドのような特殊効果バリバリのものをイメージしていたが、それも期待ほどではなかった。
ところで、このコースターの建設費は80億円。ちなみにあのフジヤマは約30億円。世界最大のコースター、長島スパーランドのスチールドラゴンでさえ50億円。一体、どこにそれほどのお金がかけられたのか、ナゾである・・・。
結論、空いているようなら(しばらくは無いだろうが)、インディのついでにどうぞ、といった感じか。
おまけ:
スピード感、爽快感、浮遊感ならこちらが上!!の地底探検旅行「センター・オブ・ジ・アース」。コースターは、もう古いのかも・・・。次世代疾走系アトラクション。
そして、来年(2006年)完成予定のお化け屋敷フリーフォール「タワー・オブ・テラー」。こいつはスゴイよ・・・!!スリルを求めるなら、レイジよりこいつらかも・・。
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