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はやぶさ  東京サマーランド
■概要
スペック

タイプ: サスペンディットコースター
オープン: 1992/7
製造元: Arrow Dynamics

長さ: 780 m
高さ: 42 m
落差: 38 m
宙返り: 0回
最高速度: 97 km/h
落下角度: 50 度
乗車時間: 1:48

評価
スリル

ファーストドロップはなかなかの迫力!これが最後まで続けば・・・。せっかくの高さが全く生かされていない。
爽快感 ファーストドロップのスピード感と、乗り心地の良さは特筆もの。必ず最前席に乗ろう。
ダメージ 2 スムーズな乗り心地。ただ少しプラスGがかかりすぎるかな?
解説

Arrow製サスペンディットコースター。アップダウンはファーストドロップだけであとは急旋回を繰り返すだけ。

ぶら下がり型だが、F2やピレネーなどのように固定されておらず、ライドが振り子のように左右へと揺られる。仕組み上豪快なアップダウンをすることができないため、急カーブを連続させ、それによる「振り」とプラスGを楽しむコースターである。

人気が無かったのかこのタイプのコースター世界でもあまり普及せず、この「はやぶさ」以降これ以上大きなサスペンディットコースターは製造されなかった。つまりはやぶさは、このタイプのコースターとしては世界最大である。

■ レポート (2005/7 乗車)

サマーランドといえば、プールという印象が強い。反面、遊園地は大変影が薄い。今回初めて訪れたが、プールに比べて確かに遊園地は貧弱極まりないという印象だった。都内の遊園地としても、最低ランクに位置するのではないだろうか?なんというか、子供から大人まで楽しめないというか・・・。山際にあり、薄暗く荒れ果てた遊園地、といった印象。プールが大変華やかでキレイなため、ますます遊園地の貧弱さが目立ってしまう。

そんな中で、唯一まともなアトラクションがこの「はやぶさ」。プールを見下ろす丘の上にあり、存在感を放っている。この日、プールはなかなかの盛況だったが、遊園地はほとんど人がおらず、はやぶさも客を待っている状態だった。


プールの背後に聳え立つはやぶさ。大きな遊具の少ない園内で、かなりの存在感を放っている。

入り口は、遊園地の最奥。プールから結構歩くため、ここまでわざわざ来ようという人は少ないのだろう。ゲートには、はやぶさの模型が鎮座している。なぜここだけ和風っぽい。そしてその下には、はやぶさの「時刻表」が! この日は客が来次第動かしていたが、これはかなり「マシ」な日なんだろう。ちょっと切なくなった・・・・。はやぶさと言えば、ちょっと前までCMもやっており、コースターに興味のなかった当時の僕でさえ、存在を知っていた。それだけ有名で、人気のコースターなんだろうと思っていたが・・・。


立派なお姿。


この日、時刻表は裏返されていた。しかし、実際は客が少なく15分に一回程度しか運行していなかった。

周りが殺風景な田舎な上プラットフォームは薄暗く、楽しい遊園地に来ているという雰囲気ではない。どこかの工場へ入り込んでしまったようだ。

ライドは、隼の形をしており、なかなか凝っている。当然レールは頭上にあり、頭がぶつからないよう注意しながら乗り込む。ハーネスはU字形で、がっちりと体を固定される。先頭に乗車すれば視界は開けるが、後ろのほうだと車体を支える支柱が邪魔をして、見晴らしが悪い。最前席がオススメだ。


なかなか凝っているライド。

発車すると、Uターンしてから巻き上げ。小高い丘の上にあるため、遠くまで見渡せる。東京とは思えないのどかな風景。しかし、横にはなぜか金網が張ってあり、雰囲気がいいとは決して言えない。錆付いて汚れきっており、コースター自体もきちんと整備されていないんじゃないかと不安になる。(事実、支柱が外れ乗客に当たるという事故が発生した)


巻き上げ。42mということで、なかなかの高さ。


しかし金網と階段のせいで見晴らしは良くない。しかも、凄い汚れ。年代を感じる。

頂上からは、前方にプールが見渡せる。下にレールが無いことも相まって、なかなかの高度感だ。と、溜めも何も無くファーストドロップに突入!!一直線にプールに向かって落下する。かなりのスピード感!このはやぶさは、頂上に平らな部分が全く無いため、すぐにファーストドロップとなる。今回乗らなかったが、後ろのほうだと引きずり込まれる感覚があるかもしれない。

そしてドロップしながら右へカーブし、大きく旋回、そのまま上昇する。最高速度で落下、カーブ、上昇と連続するため、かなりのGがかかり、数値よりもスピードを感じる。思わず声が漏れてしまう。なかなかの迫力!


ファーストドロップは意外と急角度。前方にプールが見える。一気に加速!!


そのまま右に急カーブ&上昇。スピードとプラスGでかなりの迫力!!

上昇したため、スピードは一気に下がる。そして、ヘアピンカーブから直線、またヘアピンカーブというコースが連続する。アップダウンは全くと言っていいほど無い。一定の速度で直進し、車体が大きく外側に振られながらのヘアピンカーブ。これが何度か繰り返される。カーブ時に外向きのG(乗っている人にとっては下向きのG)がかかり、少し迫力を感じる。しかし、アップダウンが無いため、非常に単調さを感じるコースレイアウトだ。乗り心地はいい。アップダウンが無い上、左右へのゆれもサスペンディットの構造が吸収してくれる。


大きく旋回し、直進。


左に大きく旋回。隣には大きな川があり、ほのぼのとしている。


その後、園内に向かって直進。


また右旋回。90度近くまで振られ、大きなGがかかる。このパターンがもう一度繰り返される。


そして左に急カーブした後ブレーキがかかってゴール。止まるとき、車体は大きく左右に振られる。

ゴールした際、レールはまっすぐなのに車体は慣性で大きく右に振られたままなのが面白い。なるほど、ぶらぶら左右にゆれているのだな。しかし、乗車中は全く気がつかなかった。そんなことを考えながらゆっくりライドが前進すると、右に整備工場が見える。本当に工場みたいだ・・・。

日本では、大変珍しいコースター。アメリカ「シダーポイント」で乗車した同タイプのコースターはもっと小規模で高さも低く、スピードも遅かった。それと比べれば、はやぶさはコースターとして一応の評価はできる。特にファーストドロップのスピード感、迫力はかなりのものだ。乗り心地もとてもいい。

しかし、42mとかなりの高度がある割にはコースは短く単調。前述したアメリカのコースターは、高さこそ低いが、森の中や池の水面ギリギリを滑空するなど、なかなか凝ったコースレイアウトであったことを考えると、非常に惜しいと思う。周辺環境によってはもっと面白いコースターになったかも知れない。

しかしなんと言っても致命的なのは、コースターの醍醐味であるアップダウンが全く味わうことができないということ。だからこそ、このタイプは普及しなかったのだろうな。いずれにしても、消えていく運命のArrow製サスペンディットコースター。今のうちに一度くらい乗ってみるのもいいかも知れない。

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