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リドラーズリベンジ / Riddler's Revenge  
シックスフラッグス・マジックマウンテン
■概要
スペック
   
タイプ: スタンディングループコースター
オープン: 1998/4/4
製造: Bolliger&Mabillard
設計: Ingenieur Buro Stengel GmbH
   
長さ: 1332 m
高さ: 47.5 m
落差: 44.5 m
宙返り: 6 回
最高速度: 104.6 Km/h
落下角度:  
乗車時間: 3:00
評価
スリル

ありとあらゆるループの応酬は圧倒的。立ち乗りという点もポイント。
爽快感 ダイナミックなコースをスムーズに走り抜ける。浮遊感のある垂直ループも見事!
ダメージ 不快なGや振動はほとんど無く、乗り心地は極めていい。ただし、回転系が苦手な人は要注意。
解説

世界最大のスタンディング(立ち乗り)コースター。とにかく巨大で次々とループを繰り返すその姿には恐怖を感じてしまうが、実際に乗ってみると驚くほどスムーズで爽快。あまりの安定感に、今自分が立っていることを忘れてしまいそう。

B&M製ということで、同じメーカーのスクリームとコースレイアウトは似ているが、規模と豪快さの面ではこちらが一枚上手。うねるようなコースを空を飛ぶように走り抜ける。

世界最高のコースターのひとつ。

■ レポート (2005/5 乗車)

リドラーズリベンジは、マジックマウンテン最大級のコースター。しかも、ただのスチール製コースターではなく、なんとスタンディングコースターである。

日本でスタンディングコースターと言えば、よみうりランドやエキスポランドなどに存在するが、コースは短く、コースターとしてはそれほど楽しめるものではない。しかも立ち乗りということで重心が高くなり、どうしても左右に振れやすい。仰々しいハーネスに顔をぶつける痛みに耐えなくてはならないのだ。リドラーも結構痛い思いをするのだろうと、覚悟して乗ることにした。


アメリカの遊園地では、コースター毎に立派なタイトルプレートが付けられている。ところでリドラーって誰?

プラットフォームには、ダンスフロアのような照明と音楽がかかっている。建物自体はシンプルだが、これだけでも乗る前からテンションは上がって行く。

車体には巨大なハーネスがついており、ランドセルを背負うように腕を通し、背筋に力を入れて高さを調節する。ただでさえ体の大きなアメリカ人ばかりの中、こんなハーネスを装着したら後ろからは何も見えなくなってしまう。ぜひとも最前列に乗ろう。(このときは時間がなく、二列目に甘んじることになったが・・・)


どでかいハーネス。インバーテッドコースターに床が着いたようなイメージだ。

プラットフォームから滑り出して、巻き上げへ。仰々しいハーネスのおかげで、体はがっちり固定され非常に安定感がある。立ち乗りということで、不安定なスリルがあるかと思っていたが、幸か不幸かそれはあまり感じない。巻き上げの途中で巨大な垂直ループを潜り抜ける。本当に巨大。こんな垂直ループは見たことが無い。リドラーはマジックマウンテンの最奥に位置するため、上っていくにつれ広々とした荒野が見渡せる。ああ、アメリカに来たんだなと実感する。


巻き上げ。巨大垂直ループの中を抜けていく。なんて大きな垂直ループだ!!

そして頂上。左に大きくひねられながらのファーストドロップへ突入する。ひねりが入るせいか、落下による恐怖感はほとんど感じない。するーーっとした感じで加速する。104km/hということで、スピード感はかなりのものだ。今回は二列目だが、先頭だと風圧によるスピード感はさらに凄いだろう。立ち乗り故、全身で風を感じることができる。これは、今までに無い感覚だ。


左にひねりながらのファーストドロップ。地上ギリギリまで降下し、一気に加速!

最高速度に達したライドは、そのまま巨大な垂直ループへ。スムーーズに上昇、スムーーズに降下する。こ、これが垂直ループなのか!?垂直ループと言えば、あのぐぐぐっとかかる強烈なG。体は押しつぶされ、うぐっと声を発するあの感覚。スリルはあるが気持ちよさは無いものだと思っていた。

ところが、この垂直ループはどうだ。不快なGがほとんどない。そう、自分がループに入ったことも気づかない内に体はさかさま、足元には青空が広がっている。まるで宇宙遊泳をしているようだ。思わず「最高ーーー!!気持ちいいーーー!」と叫んでしまう。同じB&M製インバーテッドコースターの垂直ループにも似ているが、半径が大きい分こちらの方が雄大さを感じる。


巨大な垂直ループ!頂上では浮遊感を感じる。こんなに気持ちいい垂直ループは、なかなか無い。


あまりに巨大なループのため、遠くからでも目に入る。

そしてライドは高度を下げ、スピードが戻ってくる。かと思うと、また上昇。最高点に達したところで左へ180度ひねられ、逆さまのままドロップ!ダイブドロップというエレメントだ。これも動作はきわめてスムーズで、日常では絶対に味わえない動きをしているはずなのに、全く不自然ではない。その後もう一度ダイブドロップ!今度は右に180度ひねった後逆さまにドロップする。スタートから、息をつく暇も無い連続技だ!


垂直ループを抜けた勢いのままライドは急上昇し・・・


180度ひねり!そして、ドロップ!これがダイブドロップ(ダイブループ)だ。

連続技はまだまだ続く。今度は「斜めループ」。名前の通り、ななめに傾いた水平ループだ。ここまで来ると、もう宙返りも日常茶飯事になってしまう。とにかくスムーズ。


垂直ループと水平ループを同時に味わえる!?

低空で軽いアップダウンを抜け、上昇しながら右旋回し、ブレーキゾーンへ。ここで若干スピードが落ち、後半戦に突入する。

ブレーキゾーンからいきなりのドロップ。そして、まず一発目はコークスクリュー。勢いをつけて左に360度ひねりが入る。回転半径が小さいため、なかなかのGだ。再びスピードに乗ったライドは大きく左旋回し、キャメルバックを越える。なかなかの浮遊感だ。そのまま左に一回転弱ほど旋回する。


ブレーキゾーンからドロップする瞬間。。B&M系コースターは、必ずと言っていいほど中盤にブレーキゾーンがある。


コークスクリュー。一回転のスクリューだ。結構なGがかかる。


眺めている人の前を猛スピードで通りすぎ・・・


キャメルバック!うーん、気持ちいい。

ここからは、軽いアップダウンと旋回を繰り返しながらライドは進んでいく。地を這う蛇のようなコースだ。軽い山状の部分と低空の部分が連続し、スピードは高速の状態が長く続き、とても気持ちがいい。前進に風を感じ、この爽快感を満喫しよう!

そして最後、目の前のコースが思い切りねじれている。二回目のコークスクリューに突入!体にぐぐっとGがかかり、ライドが右に大きく捻じ曲げられる。

そして、大きく右に旋回し、余力を残したままブレーキゾーン。プラットフォームに戻ってくる。

世界中のコースターの中でもベストに近いと思われる、素晴らしいコースター。スタンディングコースターというくくりでは、決して魅力を伝えきることはできない。乗車している最中は、その安定感に自分が立っていることも忘れてしまう。

とにかく考えうるありとあらゆる宙返りを繰り返す非常にハードなコースだが、乗り心地は極めて良く、不快なGや振動はほとんど無い。規模に関しても、ここマジックマウンテンでは最大級の大きさを誇り、大変満足できる。ループ系のコースターとしては、これさえあれば他はいらいないと言い切ってしまいたい。

とは言え、ループコースター独特の「酔い」はあるので苦手な方は要注意。また、B&M系コースターということで、コースレイアウト的にバットマンやスクリームと似ている部分が多く、またか、という感じはあるかもしれない(設置された順番から言えば、またか、と言われるのはスクリームなのだが)

マジックマウンテンに来たら、必ず乗ってほしいコースターだ。究極のローラーコースターをひとつ味わうことができるだろう。

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