大きなドームの中にある屋内型コースター。宇宙空間を模した暗闇の中を走る。ディズニーランドのスペースマウンテンを明らかに意識したコースターと思われる。
このコースター、なんと巻き上げが存在しない。プラットフォームが最高点にあり、プレショーの中でエレベーターでそこまで上がるようになっているのだ。だから、プラットフォームを抜けるといきなり下りだす。
コースターとしては、かなり大人しい作りで、アップダウンや強いGがかかる部分はほとんど無い。なんとなく走り、なんとなく終わるといった感じ。カーブの連続が強烈なスペースマウンテンと比べても、かなりマイルドな作りと言える。
なら演出が凝っているかというとそんなこともなく、一部宇宙をイメージしたセットの他は、ほとんど真っ暗闇の中を走るのが残念。スペースワールドのブラックホールスクランブルに非常に似ている。
そんな中、プレショー部分はかなり凝っている。RCDBによると、なんと「ブレードランナー」のSFデザインで有名なシド・ミードがテーマデザインを行ったとのこと。これは、ディズニーのアトラクションにも決して引けを取らない。
肝心のコースター部分にも同じレベルの演出があれば、かなり面白いアトラクションになったのだが。
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