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タイプ: キャメルバックコースター オープン: 1983 製造元: サノヤス・ヒシノ明昌 / 岡本製作所
長さ: 1200 m 高さ: 28.9 m 落差: ? m 宙返り: 0回 最高速度: 80 km/h 落下角度: ?度 乗車時間: 2:55
那須ハイ最大の規模となるスタンダードなスチール製キャメルバックコースター。大きなドロップは無く、広いエリアをのびのびと走るのが特徴。全体的に乗り心地はいいのだが、何箇所か急激なカーブがあり、痛い。
ライドはビックバーンコースターなどのループコースターと同様で、U字ハーネスが付いている。コース内容を考えるとちょっと仰々しいかもしれない。駅舎を出ると90度カーブしてから巻き上げ。目の前にはスペースショットと山頂が見える。
駅舎を出て90度右に曲がってから巻き上げ。ゆっくりとした巻き上げ中、園内を広々と見渡せる。
頂上でゆっくり180度旋回してファーストドロップ。このあたりの流れはビックバーンコースターと同様だが、その後のドロップはドロップと言えるようなものではなく、長い下り坂というイメージ。とはいえ、ある程度の高度差を滑り降りるため、気持ちよく加速する。那須高原の風が気持よい。
前にあるのがファーストドロップ。じょじょに坂を下りつつ加速する感じだ。
セカンドドロップ。きもちいいー。
ひとつなだらかなキャメルバックを越えて、緩やかに180度旋回。ストレートを進む。と、急激な左カーブがやってくる。このコースターは、特に後半がそうなのだがストレートとバンクの少ない急カーブが繰り返されるという特徴がある。本当に無理やりといった感じで曲がるため、結構な衝撃があり痛い。乗る前とは大きくイメージが異なる部分だ。雄大な景色と共にきもち良く風を切っていると、突然衝撃に襲われる。これは、ちょっといただけない。
大きく左カーブ。目の前には那須の樹海が広がっている。
目の前に迫る急カーブ。こうしてみると、不自然なほど「かくん」と曲がっている。
その後、那須高原の樹海に向かって直進。軽いアップダウンを上下し大きく右旋回。この辺りは乗り心地もよく、とても気持ちがいいところだ。ここから、少し激しくなる。そこそこ大きなドロップ。地面ギリギリまで降下すると、最高速のまま急激な右カーブ。バンクのゆるいレールの上でガクッ!!と突然向きを変える。安全バーをしっかり握っておかないと、ライドの側面に体をぶつけてしまいそうだ。
直線を軽いアップダウン。
そして大きく右旋回。
大きめのドロップ!地面ギリギリまで迫って、スピードも速くなる。ここが、このコースターの最高速地点か?
そのスピードのまま、急激な右急カーブ。痛い!!
そして直進、中くらいのドロップ。そして大きく左旋回。しかし、スピードが結構速い割りにレールにバンクが全くと言っていいほど無いので、体がカーブの外側に向かって引っ張られる。引っ張られる。みんな何とか内側を向こうとして、必死だ。
直進しつつ、中くらいのドロップ。こうしてみると、このコースターは軽いドロップと大きなカーブと急カーブが繰り返されるという構成になっているのがわかる。
大きく左旋回。設計者がスピードを見誤ったか、ここだけ強烈な外向きGがかかり、体が飛ばされそう。
また軽いアップダウン、そしてまた急激な左カーブ!ここも体が痛い。そして再度の軽いアップダウンと後、ブレーキ。駅舎に滑り込んで終了となる。コース上にタイヤがいくつもあり、これが回転してブレーキをかける。ゴムが焼けるようなにおいがする。これは、ビックバーンコースターも同じだ。
全体的に見れば、雄大な那須高原をバックに広々と疾走する大変気持ちいいコースターである。規模もそこそこ大きい。
急なドロップはなく、最後までのびのびと走り抜けるため、コースターが苦手な人でも「乗ってみようかな?」という気にさせる。その証拠に、ここにあるコースターの中で(回転率の大変悪い「こうもりさんの高原コースター」を除けば)いつ来てもキャメルコースターがもっとも混雑しているようだ。
しかし、甘く見ていると、上記の急カーブで何度も体を打ち付けることに・・・。せっかく乗り心地がいいコースターなのに、無理やりな急カーブがバランスを崩しているように感じる。そう考えると、とてももったいないコースターである。