園内の様子
三井グリーンランドは、博多と熊本の中間あたりに位置する大牟田から程近いところにある、巨大な遊園地である。とにかく広大な敷地を持ち、その総アトラクション数はなんと80以上! 園内は青々とした芝生に覆われており、大きな池があったりと、その場にいるだけで開放的な気持ちにさせられる。遊具中心の典型的遊園地のはずなのだが、それを超えた魅力を感じる不思議なパークである。
関東では、聖地公園を含めたよみうりランドがイメージ的に近いだろう。しかし、活気や園内の明るい雰囲気では三井グリーンランドが上だ。
そう、僕はこのパークが一目で気に入ってしまった。その広々とした雰囲気は弁当をもってのんびりするには最高の場所なのだ。広大な芝生で寝転んで、おにぎりを食べつつ、ドッグレースを見物する。ひょっとしたら、過去をさかのぼれば海外の遊園地というのはこういうものだったのでは無いだろうか、と想像させられる。
今回の訪問では、時間が無く主要コースターにしか乗車できなかったのだが、実はこのパーク、コースターの数でも国内最多を誇る。せっかくなので、乗車できなかったコースターの紹介も含め、園内の様子を簡単に紹介しよう。
アトミックコースター
古典的なループコースター。バックでのドロップから後ろ向きに一回転、続けて前向きに一回転する。
グランパスジェット
「はやぶさ」と同じ、Arrow製サスペンディットコースター。国内では数少ない貴重なコースターだ。大きなアップダウンは無く、緩やかに旋回を繰り返すコースレイアウト。入り口に最も近いアトラクションのためか、終日行列が無くなることは無かった。
NIO
三井グリーンランド随一の絶叫アトラクションがこのNIO。那須ハイランドパークのF2と同じ、Vekoma製サスペンディットコースターだ。ループの様子が仁王様がまとう衣に似ているところから命名されたらしい。精悍な赤と黒の配色がりりしい。詳しいレポートは、F2のページを参照。
ウルトラツイスター・メガトン
世界的に有名なトーゴ製ウルトラツイスター。チューブ状のコースをきりもみ走行し、バックで戻ってくるというなんとも個性的なコースターだ。ほぼ90度の落下角度のファーストドロップと、浮遊感を感じるキャメルバックも特筆もの。なかなかの絶叫度。
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