世界的にも珍しいレールの無いコースター。ウォータースライダーのようなコースをカートで走り降りるような形態が特徴。
ドイツ・ミュンヘンの郊外をドライブするイメージとの事で、プラットフォームの建物も、ミュンヘン市庁舎をイメージした概観となっている。ただし、内部は極めて殺風景。
レールの無いコースターというのは想像すると結構面白そうだが、実際はいくつも難点がある。まず、乗り心地が良くない。コース自体が細い鉄骨の集合体だからだろうか、ガタガタガタと細かい振動が続く。マッサージ器を当てているような感じだ。
それから、半分になったチューブのようなコースのため、外の風景は見えなく、高さも感じることはない。また、アップダウンも、全くといっていいほど存在しない。
逆に面白い部分としては、ウォータースライダーを浮き輪で滑り落ちるような「左右への振り」と、前後密着型のシート。付き合いたてのカップルで乗れば、きっと楽しいだろう。
全体的には、残念ながら企画物のコースターといった感想だ。
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