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ええじゃないか 富士急ハイランド
■ レポート (2006/7/7 乗車)
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手前の大きなキャメルバック状のコースが「フルフル」


目の前に迫るねじれたレール。


視界がぐるりと横に回転。


気が付くとバック走行。


またぐるりと回り・・・


前向きに戻る。
世界唯一、ええじゃないかだけが持つエレメントだ。

フルフル!

ライドは中盤の山場、フルツイスティング+フルフロントフリップ(略してフルフル)へ突入する。これは、360度のレールひねりと座席一回転を組み合わせたエレメントで、世界でもええじゃないかだけでしか味わえない荒業だ。

外から見ると、巨大なキャメルバックとひねりが組み合わさったように見えるが、そこに座席の回転が組み合わさることで、世にも奇妙な動きとなる。

高速で大キャメルバックへ突入する。と、同時に座席が大きく振られ、一瞬後ろ向き、続けて前向きに戻る。乗っている身には、何が起きたのかさっぱり判らない。

感覚的には、高速で走行しつつ座席が大きく横回転したようなイメージだ。これまで経験したことの無い動きに、思わず叫んでしまうか、それとも絶句するか。



谷の部分を疾走。


市中を掠めるように走る。Gも強くスピード感がある。


プラットフォームの上にかかる大きなブーメラン。


スピードが落ち、静けさに包まれる。浮遊感もあり、最高に気持ちがいい瞬間だ。


地面を眺めるような体勢でブーメランターン。


すぐさまドロップ。休憩は終了だ。

 

ブーメランターン

高度が下がり、ライドは速度を取り戻す。支柱群を一気に潜り抜け、プラットフォームの裏手に来た。ここで、巨大なブーメランターンに入る。

ブーメランターンでは速度も落ち、一転してゆるやかな雰囲気になる。若干のエアタイムも感じる。さらに座席が前方に軽く回り、下には地面とプラットフォームの建物が見える。腹ばいで空を飛んでいるようだ。

左回りのブーメランターンゆえ、下に何も無い左側の座席のほうがオススメだ。ダイレクトに高度感と開放感を味わえる。

心地いい爽快感を感じた後、ライドはドロップ。また支柱群を高速で駆け抜ける。

このブーメランターンからドロップまでの流れは、ええじゃないかの中でも最も気持ちのいい部分だ。ここまでいっぱい振り回されて身を硬くしてしまった人も、ここなら歓声を上げられるだろう。



目の前にせまる半ひねり。


ああっ、空がまぶしい!


と思っている間に、バック走行へ切り替わる。


見事なひねり!ライドが巨大なため、見た目にも迫力がある。


続けてドロップ。後部座席だと、えもいわれぬ迫力を感じる。

ハーフハーフ!

ライドは後半に突入する。

二つ目のキャメルバック+ひねりに突入。これは、ハーフツイスティング+ハーフバックフリップ(略してハーフハーフ)と呼ばれる。

一回目の大キャメルバック部分が、360度ひねり+座席一回転だったのとくらべ、こちらは半回転ずつ。というと複雑そうだが、実際に乗ってみると、突然後ろ向き走行に切り替わるといった感じだ。

高速走行中に、突然バック走行に切り替わるインパクトはなかなかのもの。切り替わる際には、またライドが大きく振られるため、振り落とされそうなスリルも味わえる。叫びながら全力でライドに捕まっているしかない。

バック走行になった瞬間、後ろ向きにドロップ。

後部座席だと、なかなか強烈な引きずり込まれ感を味わえるのが面白い。やはりスリルを味わうなら、後部座席だ。



見た目には小さな垂直ループっぽいが・・・


バック走行中。上昇し、おもむろに地面を向く座席。


前方の席だとふわりとした感覚。そして地面に向かって突進するようにドロップ!


前向きに戻り、地面すれすれを走り抜ける。


前方の席だとふわりとした浮遊感が。

アウトサイドレイブンターン

そして、アウトサイドレイブンターン。これは、垂直ループ状のターンの「外側を走る」という極めて珍しいエレメントだ。こんな動きは、4次元コースター以外ではありえない。

後ろ向きに登っていくと、座席が突然下を向く。目に入るのは、地面。レールは見えない。地面に突っ込んで行きそうな感覚を覚えながらのドロップ。そして、地面を掠めながらループの下部を抜けるという塩梅。

・・・書いていて、意味がわからなくなってきた。このコースターを文章で表現するのは、なんと難しいことだろう。もう本当に訳がわからない。

前を向いたり後ろを向いたり、下を向いたり。ただでさえ高速で走行している中、これらの姿勢変化が頻繁に起きるものだから、当然理解は追いつかず、「うわああああっ」と叫ぶのが精一杯だ。



通路のすぐ脇を掠めていくライド。


最後のひねりが迫る。


そして、ぐるりん!っと後ろ向きに。


すぐさま急ブレーキ。なぜか一瞬逆さまに近い体勢になる。そして終了!


倉庫部分をゆっくりとしたスピードで戻っていく。


プラットフォーム到着。足場が上がって終了。お疲れ様でした。

 

最後のハーフハーフ、そして帰還

アウトサイドレイブンターンを抜けると、前向き走行になっている。続けて最後のエレメント、二回目のハーフハーフ(後ろ向き走行へ切り替え)だ。ライドはまた後ろ向きになる。

そして、ゴール。ギギギーーーーッとレトロなブレーキ音が響く。なぜかここでも座席は下を向く。床板に足を擦ってしまいそう。

そして静止するのだが、後ろの席だと体勢が戻らないままブレーキとなる。だから、止まってからも下を向いたままぶら下げられるのだ。なんとも奇妙な演出だ。

※オープン後は、ブレーキで停止せずに徐行するようになっていた。だから真下を向いて吊り下げられたままにはならない。

一旦静止した後、ライドはゆっくり動き出す。そしてプラットフォームへ。スタッフが拍手で出迎えてくれるが、笑顔で答えられる余裕ははたして残っているだろうか・・・?


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