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ええじゃないか 富士急ハイランド
■ レポート (2006/7/7 乗車)
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見事なファーストドロップ。89度とのことだが、見た目には完全に90度。


頂上でおもむろに加速。緊張感が走る。


そして座席が突然下を向く!


ここからすでに絶叫はスタートしている。


ありえない体勢からドロップへ!高さ65メートルの落差を一気に落ちる。


空に放り出されるスリル。
初めてのええじゃないかでは、このシーンを覚えているのが精一杯だろう。


一気に加速するライド。全力で絶叫だ!


落下しつつ、座席が急回転!


突然急展開する風景。


前と後ろで座席の向きが違うのがわかるだろうか?


バック走行。ファーストドロップがぐんぐん遠ざかる。


ここでマックススピードに達する。目の前をすっ飛んでいく巨大なライドは鳥肌モノ。

4次元空間への入り口

カラカラカラと鳴る巻上げのチェーン。それが途切れ、頂上に到着したことを知らせる。座席がぐぐぐっと上を向き、視界に入るのは空ばかりになった。

カリフォルニアでは突き抜けるような青だったが、ここは日本。梅雨時期のどんよりとした空に手が届きそうなほどだ。いや、空だけを見ているなら、地上でも高さ76メートルでも同じか?そんなことを考え、今から始まる冒険から気を紛らわす。

ライドが少し下り、瞬間、背中にかかる重力が軽くなる。普通のコースターなら、ここで一気にドロップ・・・というところだ。しかし、ええじゃないかは違う。軽く下って少しだけ加速した後、また上昇した。全身をふわっとした浮遊感が襲う。

次の瞬間、上を向いていた座席が前方に急回転。空の代わりに、突然76メートル下の地面が視界いっぱいに広がった。

・・・高い!

巻き上げの突端で、突然真下を向いてぶら下げられる。しかも、それまで空を眺めていたはずが、一瞬でひっくり返るという未知の感覚。そして、自分が76メートルの高さにいることを思い知らされる。体は宙に浮き、いきなり生身で空に放り出されたようだ。


「落ちる!」と思った瞬間、65メートルの落差を、真正面を向いたまま地面に向かって一気に落下! 

「うおおおおっ!!」

これはまさにダイビングだ。正面から体ひとつで落ちていく。大の字になって、全てから開放され、地上に向かって突進していく。全身にあたる風圧。巨大な機械を背負っていることすら、頭から消え去ってしまう。

基本的に手足がブラブラで、視界の開けたライド構造のため、開放感が素晴らしい。最前席では身一つで落下するような視覚効果が得られるし、後部座席では、逆に巨大なライドに前方の視界が微妙にふさがれたことで先が読めない展開を味わえる上に、圧力にも似た重い引き込まれ感を感じる。キワモノコースターとして作られたええじゃないかだが、そのドロップの迫力は間違いなく超一級だ。

特に後部座席の迫力は特筆モノだ。これまでのどんなコースターとも違う未知のドロップを味わえる。すさまじい迫力。

これだ!この感覚。

エックスに初めて乗車したときの圧倒的なスリルと興奮。それは、このファーストドロップに集約されていた。とにかくすごい。すごいとしか言いようの無い、このパワー。これが、アメリカが生み出した究極のコースターのひとつなのだ。あらゆるコースター体験を文字通りひっくり返すこのコースター。そして、それがついに日本に生れ落ちたのだ。

しかし、実際はそんなことを考えている暇は微塵も存在しない。ダイビング気分を味わえるのは、ほんの一瞬に過ぎない。

ほぼ90度で落下するライドが猛スピードを獲得した瞬間、座席は突然反転。地面の変わりに空が視界に広がる。空を眺めながら逆さまに落下。

ライドは最高速度126km/hに達し、背中に強烈なGがかかる。強烈なスピード感。目の前のファーストドロップからぐんぐん離れていく。

振動がすごい。ライドにしっかりしがみついているのが精一杯だ。目の前には、今落ちてきたファーストドロップのそそりたつ赤いレールが空に向かって直立している。



4次元コースターだけが可能にしたエレメント、「レイブンターン」。


今度は地面が遠ざかっていく。すさまじいG!

 


突然空が目の前に広がり・・・


次の瞬間体は逆さま。


体勢が戻ったときには、目の前に地面が迫る!


すごい高さでの曲芸だが、残念ながら乗車中は高度を実感しない。

 

インサイドレイブンターン

そのまま、巨大なインサイドレイブンターンへ突入、レールを背にしながら一気に上昇する。

「ぐおおおおっ」

とにかく強烈なGだ。背中をライドに押し付けられながら、直立したような体勢で地面が遠くなっていくのを眺める。しかし、振動で視界はブレてしまい、今自分がどこにいるのかを確認するのは困難だ。

と、座席がバック転。レイブンターン頂上でのバックロールだ。

強烈なGと共に空中で翻弄される体。再度視界は空に埋め尽くされ、レールを支える支柱が目の前を飛び去っていく。かとおもうと地上の光景が目に入る。

ものすごい高さでアクロバティックな体験をしているのだが、乗車中の身にとってはGと振動に耐えるのが精一杯。



地面すれすれを走り抜ける。


突然きらめく閃光!そして気づく。しまったぁ、変な顔してた・・・


そして、また上昇!

ライドフォトの撮影

インサイドレイブンターンを過ぎたライドは、地面に向かって急降下。高速で地面ぎりぎりを掠めていく。

座席は完全に前を向き、トンネルのような支柱群の中を猛スピードで走りぬける。ここで、やっとまともにスピード感を味わえるわけだ。

左右に張り出したライドゆえ、レールの先が読みにくく、そのまま支柱に向かって突っ込んでしまいそうだ。

ここで右からフラッシュが連続でたかれる。ライドフォトの撮影だ。これはまた、なんとイヤらしいところにあるのだろう。インサイドレイブン+バックロールの衝撃から立ち直る暇など無く、ポーズを決めるのは一苦労だ。

カメラに気づかなかった人は、ライドフォトショップで間違いなくこれまで見たことも無い自分の顔に出会うことになる。


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