この日は関係者向けイベントのため5時クローズ。残念ながら夜景を見ることはできなかった。
乗り場。巨大なコースターだが、車両が複数同時に走っているため回転は極めて良い。
さて、見た目は一見スタンダードなコースターだが、大きな特徴が三つある。ひとつはリニアによるロケットスタート。もうひとつは、コース途中での巻上げ。そして、ループ。
搭乗すると、若干移動して地面から一段低い部分、水面すれすれの直線で一次停車、そしてカウントダウンのアナウンスが流れ、耳元のスピーカーから流れる軽快な音楽とともにロケットスタート!通路のすぐそばなので、多くの人がこのロケットスタートを見守ってくれる。そのまま直線を急加速し、トンネル上に囲まれた大きな山を登りきる。頂上ではかなりの浮遊感。持ち込んだ荷物が宙に待ってしまいそう。
トンネルの中を猛スピードで上昇!巨大なキャメルバックを越える感覚。
巻き上げに突入する直前。ここはまだスピードに乗っているが、この後減速しリニアによる巻上げに。
トンネルの中をドロップ!!できれば、開放感が欲しかった・・・。
そして大きく旋回したあと、もうひとつの大きな山へ突入。上る途中にスピードがダウンし、ゆっくりとした巻上げに移行する。そして頂上からは急降下!音楽もテンポがあがって盛り上がる。Uターンし、ループに突入。かなりのGがかかる。
これが名物。ミッキーの顔に沿って一回転!
その後、水平ループを旋回し、連続する波のコースへ。ここもポン!ポン!と体が浮くのを感じる。ただ、U字ハーネスをおろしているため、肩がハーネスにあたって少し痛いかも。最後にもう一度水平ループを回って、終了。
最後まで、これでもかという猛攻が続く。
連続キャメルバック。体が何度も跳ね上がる!!しかし、ハーネスが邪魔!
最後の水平ループ。最後の最後でコレはかなり”くる”。
とにかく最初から最後までハイテンションで走り続ける印象の爽快系コースター。ただ最新のコースターと比べると、スピードはほどほどで、その割りに横揺れが若干気になるかもしれない。インタミンの大型コースターということだが、この後で乗る事になるミレニアムフォースやLaQuaのサンダードルフィンとは、乗車感覚は全く異なる。もっと無骨で荒っぽい。最近作られたインタミン製のコースターでも、「メガコースター」や「ギガコースター」に分類される前者二つとそれ以外では、全く異なるようだ。
Gのかかり方もなかなかハードだ。最後の最後まで、何度も水平ループが襲ってくる。コースも長いため、乗り終わった後は結構ぐったりするので要注意。八景島のサーフコースターから水平ループを減らして、垂直ループと急加速を付けたようなイメージだ。一部水上を走るところも似ている・・・かも。
また、色々手が込んでいるコース設計の割には、若干抑揚に欠けるような気もする。おそらく、スピードが一定なのと急角度のドロップが少ないせいかもしれない。
コースター好きとしては色々と不満はあるが、比較的広い年齢層が楽しめるコースターであると言える。また、回転率がとてもよい。一度に2〜3台もの車両がコースを同時に駆け巡る様は、見ていてあきない。ToTと合わせてDCAのランドマークとなる、なかなか魅力的なコースターである。 |