このサイトについてコースター情報寝言研究室フォーラムカンリニンの部屋
トップ・スリル・ドラッグスター / Top Thrill Dragster 
シダーポイント / Cedar Point
■ レポート (2005/5 乗車)
<< 前のページ

周りにあるのは青空だけ。残念ながらスピードはかなり低下し、浮きは感じられない。


絶景を一瞬堪能した後、190メートル先の地面に向かって一気に落下!


加速しつつ横に270度ひねりが入る。


ひねりを抜け、地上に向かって一気に降下。


何度見ても圧倒的なスケール。判りにくいが、ひねり落下中だ。


フィニッシュゲートをくぐりゴール!ここでは、まだ圧倒的なスピードを保ってる


リニアブレーキのため減速はとてもスムーズだ。。乗客はみな大興奮!


夕焼けの中も走り続ける・・・。

地上128メートル

ふと気が付くとスピードは低下、よっこらしょ、という感じでタワー頂上へ到着する。止まってしまいそうなスピードだ。まさか、このまま後ろに落ちてていくのでは!?不安になるが、なんとか天辺にたどり着いたようだ。

なんという眺めだ!!周りには何も並ぶものが無い。地平線が霞んでいる。あのミレニアムフォースまでが下の方に見える。そして、なんという開放感。360度、あるのは空だけだ。それまでの凄まじい振動、音、風圧から一気に開放され、あたりは静寂に包まれる。風が冷たい。同乗者達が上げる歓喜の叫び声だけが、不思議と遠くから聞こえる。

興奮は最高潮に達している。心臓が破裂しそうだ。自分だって同乗のアメリカ人達に負けず、全力で叫び続けている。一瞬も途切れることなく、叫ばずにはいられない。だって、世界一のコースターを体験しているのだから!

実際に頂上で感慨にふける事ができるのは、1秒ほどしかない。頂上を過ぎると、ライドは一気に落下を始める。スピードによる興奮の叫び、頂上の開放感による感動の叫び。最後に来るのは、128メートルを正面から垂直落下する「恐怖の叫び」だ。

ライドはおもむろに狙いを地上に向ける。それまで目の前に広がっていた地平線に代わり、今度は128メートル先の地面が視界いっぱいに広がる。叫ばずにはいられない。そのまま一気に落下!

ふと気が付くと、目の前には赤いレールがとぐろを巻いている。あそこに突っ込んでいくのか?頭が当たったりしないのかな?と自由落下しながら一瞬で考える。

ライドはひねられたレールへまっさかさまになって突っ込んでいく。横に強い力を感じ、目の前の地面が270度回転する。バンザイすると、柱に手が当たってしまいそうだ。

地面が近づきスピードが戻ってくる。まぶたがはためき、振動とGがライドを襲う。曲線部分を経て、レールは地上と水平になる。相変わらず、圧倒的なスピード感だ。

そのまま、最後の直線コースを走りぬける。途中、ゴールのゲートをくぐり、圧倒的な運動エネルギーを残したままブレーキ。全く振動も衝撃も無く、徐行レベルまでスムーズに減速。

笑いが止まらない。なんなんだ、これは。あまりの興奮に、頭がおかしくなってしまったようだ。同乗者も、みな手を叩いて叫び合っている。こんなコースターが、存在する事自体が驚きだ。下の方では、乗車を待つ人たちがこちらを眺めている。変な東洋人がおかしくなってるよ、とでも思われたのだろうか。でも、そんなことは気にしていられない。とにかく今は、この興奮を鎮めるだけで精一杯なのだから。

ライドはそのままゆっくり進み、プラットフォームの裏手へ戻ってくる。そこで降車する。足がガクガクしているため、降りるのも一苦労だ。


ダウン中の待ち行列の様子。寝ている人も。


目の前で修理が始まる。僕達の命は、このオジサンの手にかかっているのだ・・・。


こんな看板を発見した。なになに・・・?
「時々タワーを登り切れない事がありますが、心配しないで。」 
なんだと〜!?心配して損した・・・。


地元の絶叫ファン達と。一度で良いからスチドラに乗りたかったとボヤいていた。
右のオジサンは、全身マグナムXL-200グッズ!

乗り終わって

世界一は伊達ではなかった。とにかく凄まじいコースターだ。このドラッグスターにコースターの味わいを求めるのは間違っている。味わいとか、ワビサビとか、個性とか、そんなものを全て吹き飛ばすパワー。一瞬のきらめきにかける情熱、刹那。パワーこそ全て、スリルこそ全て、スピードこそ全て。そんな思想で作られた、孤高のコースターだ。

その後、二日間で計3回乗車した。二回目に先頭へ乗ったところ、もう先頭以外には乗れなくなってしまった。スピード感・スリル・風圧が、比べ物にならないほどスゴかったのだ。少々待ち時間が延びても、絶対に先頭へ乗ってほしい。

しかし、乗る度に思ったのだが、カラスに正面衝突なんてしたら即死だろうな。カラスでなくても、虫レベルでも相当な衝撃を受けるだろう。そういうことが起こる可能性はないのだろうか?と少し不安になった。

3回目に並んだときは、再度タワーを登りきれないトラブルが発生し、2時間半ほど待つ羽目になった。待つのに疲れて、皆座り込んで眠ってしまったほどだ。さらに、大勢の目の前で車輪の交換を始めたのには参った。これもスリルを増す演出だとしたら、シダーポイントあっぱれといったところである。

あまりに退屈だったのでに、近くにいた地元出身シダーポイントエンスージアと仲良くなったりもした。彼らの話によると、ドラッグスターがタワーを登りきれずメンテナンスに入るのは、至極普通のことらしい。

ひどいときなど、7回連続で登りきれないこともあったとか。こんなトラブルも、彼らにとってはお祭りのスパイスに過ぎないらしい。ひょっとしたら、タワーを登りきれずに後ろから落下するのを、皆楽しみにしているのだろうか!?

夏には、他のパークにドラッグスターを越えるアクセラレーターコースターが完成する予定と言う。コースターの世界はどこまで進化するのか、楽しみである。

 


■ ダウンロード
cp_ttd_0505.mpg
タイプ: Off Ride
撮影日: 2005/5
ファイルタイプ: mpeg1
サイズ: 23.1MB
備考: さすがに乗り撮りは勘弁。

cp_ttd_0505_down.mpg
タイプ: etc
撮影日: 2005/5
ファイルタイプ: mpeg1
サイズ: 11.2MB
備考:

ライドダウンによる悲喜こもごものドキュメンタリー(笑)


■ 管理人からお願い
ドラッグスターのプラットフォームでガンガンにかかっている女性ボーカルのポップロック(?)
あれ、誰のなんいう曲か、知ってる人いらっしゃいましたら、教えていただけませんでしょうか。
おバカっぽいところが、ちょっと気に入ってしまったのです。ぜひBBSまで・・・。
このサイトについてコースター情報寝言研究室フォーラムカンリニンの部屋
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送